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病気のお話

 

基礎知識

糖尿病とは

糖尿病は、血液中のブドウ糖を、エネルギーとして利用しにくくなり血液中の血糖値が上がってしまう病気です。 その原因として、遺伝的な体質もありますが、肥満・過食・運動不足などの環境因子と言われる要素が最も強く作用します。 そのため治療の第一の指標は、肥満・過食・運動不足の解消になります。

血糖値とは

血液中に含まれるブドウ糖の量を言います。 ご飯やパンなどの炭水化物は、食べたあと消化酵素により分解されてブドウ糖になり腸管から吸収されます。 従って、血糖値は食後に上がります。 糖尿病の無い方の血糖値は、食前は100mg/dl程度で1時間後には120〜150程度に上がりますが、2時間後には100程度に下がります。 糖尿病の方も、正常値程度に下がれば理想的ですが、一応の目安として食前は140以下、食後2時間では200以下が目標となります。

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)とは

現在、日本中の病院で、糖尿病の方の血糖コントロールの指標としてHbA1cと言う血液検査結果を用いています。 これは血液検査の前の約一ヶ月間の血糖コントロールを反映し、コントロールが悪いと高くなります。 正常値は5.9以下ですが、糖尿病の方の血糖コントロールの目安としては、7.0未満であれば、糖尿病の合併症の進行を防ぐことができます。

インスリンとは

人間のもつ様々なホルモン物質の中で、血糖を下げる作用があるのはインスリンだけです。 インスリンは、膵臓だけに含まれており、食後血糖が高くなると、自動的に分泌されて血糖が上がりすぎないように調節しています。 食べ過ぎで高血糖が長期間続くと膵臓のインスリンが次第に枯渇し分泌されなくなります。 血糖コントロールを行い血糖が下がれば、また分泌が回復することもありますが、あまり長い期間であればインスリンは出なくなり、それを補うためにインスリンを自分で注射して補う必要があります。

標準体重

そのヒトの身長に対し、統計的に一番長生きできるような理想的な体重を標準体重といいます。 これまでいろいろな計算法が提唱されてきましたが、最近では、22×身長(m)×身長(m) で計算します。 例えば、身長170cmの人は、22×1.7×1.7で63.6kg が標準体重となります。 糖尿病の人は、この標準体重に25〜30をかけて食事の摂取量を決めますので、身長170cmの人では 約1600〜1900カロリーとなります。